顧客満足度の高い接客のコツをVRでリアルに学ぶ

株式会社Yuinchu

関東近郊に50箇所以上のレンタルスペース事業「GOBLIN.」を展開する株式会社Yuinchu。「GOBLIN.」は、競合ひしめくレンタルスペース業界の中でも、リピート率の高さに定評のあるサービスです。その秘訣は、スペースのことを知り尽くした同社の”スペースプランナー”の存在です。

レンタルスペースを初めて利用する場合にも、そのスペースでどのようなことができ、利用イメージはどのようになるのか、そして周辺設備や備品なども含め、利用当日まで安心して楽しめるようにサポートをする”スペースプランナー”は重要な役割を担っています。

しかし、そんな”スペースプランナー”の育成には、現場での豊富な経験や、想定される様々な場面を知り尽くしていないといけないため、人材育成には時間がかかる、そして、教える人材が限定されるという側面もあります。

このような「人材育成に時間がかかる」「教える人材が少ない」といった課題に対して、今回eVRのVR教育を導入しました。

 

内見での接客をVRシミュレーション化し、新人の経験値をアップ

「GOBLIN.」では、電話での問い合わせから、実際のスペースを内見するというプロセスのため、内見時の”スペースプランナー”の対応が非常に重要になります。しかし、現場経験の少ない新人をすぐに担当させることも容易ではありません。

そこで、現場でよく質問されることをピックアップし、その質問に対応するシミュレーションをVR教育として導入しました。

これによって、いつでもどこでも接客の反復練習をすることができ、いざ現場に出たときにもきちんと説明ができるような体制にしました。

 

基礎教育をVR教育でまかなえるため、教える人材の時間的コストを最小限に、そして新人の経験値を最大限に向上させることができました。さらに、一度制作したコンテンツは他の社員にも使用できるため、現場ノウハウの共有ツールとしても活用されています。

また、接客時の対応が、お客さまの目にどのように映るのかを良い事例、悪い事例の比較によってシミュレーションでき、自分自身の接客対応がいかに重要なことかを学習できるコンテンツや、内見全体をVR化することで、どのような順序でスペースを紹介すればいいのかをシミュレーションできるコンテンツなども導入しています。

このように、接客対応によって売り上げや顧客満足度が左右される業種・業態の場合、現場感覚をつかむための新人教育は非常に重要なファクターになります。接客の品質向上や現場の人材育成に課題を感じている方は、ぜひVR教育を検討してみてはいかがでしょうか?